2017年に神戸市北区にて祖父母ら5人の男女を殺傷したとして
竹島叶実被告の裁判が行われました。
結果、統合失調症という理由から『無罪』という事になりました。
今回は竹島叶実が統合失調症になってしまうまでの生い立ちなどをまとめていきます。
竹島叶実の事件概要

2017年に起きた神戸市北区の5人の男女殺傷事件。
容疑者として無期懲役を求刑されていた竹島叶実被告ですが、
2021年11月4日に行われた裁判にて『無罪』となりました。

- 事件発生日:2017年7月
- 事件発生場所:神戸市北区有野町有野(自宅)
- 被害者①:南部達夫(祖父)
- 被害者②:南部観雪(祖母)
- 被害者③:竹島叶実の母
- 被害者④:辻やえこ
- 被害者⑤:近隣住民
竹島被告は自宅付近にて殺傷事件を起こしています。


警察の調べに対し、
このように語っていることから、
弁護側は『判断能力が乏しい。心身衰弱している』とのことから減刑を主張。
そして2021年11月に行われた裁判によって無罪が言い渡されました。
竹島叶実の生い立ちや高専時代について

竹島被告はかねてより、
『お告げが聞こえる』など意味不明な言動があったようです。
これは統合失調症の患者に見られる症状のようですね。
統合失調症は、こころや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。
陽性症状の典型は、幻覚と妄想です。幻覚の中でも、周りの人には聞こえない声が聞こえる幻聴が多くみられます。
引用:厚生労働省
犯行の際も統合失調症の影響からか、
被害者らが『人間ではない』という妄想を抱いていました。
統合失調症とは強いストレスが原因の病気だと考えられているようです。
その原因の一つに高専時代が関係していると囁かれているようです。
竹島叶実の生い立ち【学生時代】

学生時代の竹島被告は勉強が得意な普通の子でした。
中学を卒業した後は神戸市内にある、
神戸市立工業高等専門学校へと進学することに。

神戸市立工業高等専門学校
兵庫県神戸市西区学園東町8丁目3
偏差値63もある学校に合格しているので、
親としても一安心していたのではないでしょうか。

当時の同級生たちからは、良い印象があったようです。
『勉強熱心なイメージ』
『朗らかな性格でした』

専門学校時代には優秀生徒として表彰されたこともあったようです!
人間関係でトラブルもなく平和に学校生活を送っており、
大手鉄道会社への内定も決まって、卒業を待つだけでしたが
突如、学校を中退することに。
ここに関しては不明な点が多いですが、内定を辞退した理由としては
- 将来への漠然とした不安
- 親からのプレッシャー
などが考えられますね。
学校を中退してからはアルバイトをしたり、
コンピュータ系の専門学校に通ったりしていましたが、
どれもすぐに辞めてしまい、
最後の方には引きこもりのような生活を送っていたようです。

この事から竹島被告は
高専時代の内定辞退してからの生活で強いストレスを抱くようになり
統合失調症が発症してしまったのではないでしょうか。
竹島叶実は母親・祖母らと同居していた

竹島被告が祖父母と一緒に住むようになったのは小学生のころ。
母親に連れられて来たようです。
父親の情報が報じられてないことを見るに、離婚などしたのでしょうか?
その後は先述したように、引きこもりのような生活を送るように。
最近は時々フラッとどこかへ出掛けるところは見ましたが
“引きこもりになってしまったんじゃないか”と噂してたんです
祖父の達夫さんは元消防署員を務めたこともあり、かなりの資産家だったようです。
それを知ってか『財産を相続したい』など言ったこともあったようです。
やはり就職に失敗してしまったせいか、
将来に対するお金の不安などはあったのでしょうか。
そういった小さなストレスが積み重なって、犯行へとつながってしまったようです。